今回は教室に来る学生と話をしていて、就活の話をしていました。就活において、よくテクニカル的な話題が出てきますが、採用側の経験もある私としては、そうじゃないんだけどなと思う事もあります。
そこで、今回は就職活動や転職などにおいて、人事側の観点から書いてみたいと思います。
音声ファイル
人事は「優秀な人だけ」を探していない

「企業の採用基準は何ですか?」と聞くと、多くの学生はこう答えます。
学歴が高い人、成績が良い人、コミュニケーション能力がある人。確かに間違いではありません。
しかし実際の企業の採用現場、特に人事部が本当に考えていることは、もう少し現実的です。人事は“優秀そうな人”を探しているのではありません。
“失敗しない採用”をしたいのです。
企業にとって採用は投資です。
新卒一人を採用するためにかかるコストは、広告費や説明会運営費、面接時間だけではありません。入社後の研修、教育担当の人件費、育成期間中の給与も含めれば、決して小さな金額ではありません。だからこそ企業は、「能力が高そうか」よりも「リスクが低いか」を見ています。
これが、企業が見ている本当の採用基準です。
では、人事にとっての“リスク”とは何でしょうか。
まず一番大きいのは早期離職です。せっかく採用したのに半年や一年で辞めてしまうと、採用コストも育成コストも回収できません。
次に怖いのは、現場とのミスマッチです。「なんでこの人を採ったの?」と現場から言われることは、人事にとって大きなダメージになります。さらに、指示が通らない、素直に学べない、チームに馴染めないといった“扱いにくさ”も避けたい要素です。
ここで重要なのは、企業が見ているのは「優秀さ」よりも「安心感」だということです。安心感とは、辞めなさそうだという覚悟、素直に学べそうだという柔軟性、周囲と協力できそうだという安定感、そして最低限の実務がこなせそうだという基礎力。これらが揃っている学生は、人事から見れば“投資に値する人材”になります。
就職活動で内定が早い学生には、ある共通点があります。それは目立つ能力ではなく、構造の安定です。話し方が極端に上手いわけでも、特別な資格を持っているわけでもない。しかし、自分の経験を整理して説明できる、質問に対して論理的に答えられる、指摘に対して防御せず受け止められる。こうした基本動作ができている学生は、企業側にとって非常に魅力的に映ります。
多くの学生や保護者が「どうすれば内定が取れますか」とテクニックを探します。しかし、企業の採用基準を人事目線で逆算すると、見えてくる答えは違います。
大切なのは、面接でうまく話す技術ではなく、日頃から思考を整理し、自分の行動を言語化し、社会で通用する基礎力を身につけているかどうかです。企業は、その“土台”を見ています。
就職活動が始まってから慌てて準備するのでは遅いのは、ここに理由があります。人事が評価しているのは、その場のパフォーマンスではなく、これまで積み重ねてきた構造だからです。企業の採用基準を正しく理解することは、受かるための近道ではなく、将来社会で通用するための本質的な準備でもあります。内定が早い学生は偶然ではありません。企業の視点を理解し、逆算して準備している。その差が、結果として表れているのです。
企業にとって採用は「給料を払うこと」ではない

2024年度のデータによると、新卒(大卒)の初任給平均は額面で約23万7,000円〜24万8,000円。
手取りではおよそ19〜20万円前後が一般的です。
この数字だけを見ると、「企業は毎月24万円を払っている」と考えがちです。しかし実際の企業側の負担は、そこでは終わりません。
まず、企業は給与以外に社会保険料を負担します。健康保険、厚生年金、雇用保険などを合わせると、おおよそ給与の15%前後を企業側が追加で支払っています。
仮に月給24万円なら、企業負担は約3万〜4万円増える計算です。
つまり、企業は一人あたり月27万円以上をすでに支払っていることになります。
さらに、ここからが本題です。
採用には広告費がかかります。求人媒体掲載費、合同説明会参加費、パンフレット制作費、採用担当者の人件費。新卒一人を採用するために、企業がかけるコストは数十万円から、場合によっては100万円を超えることもあります。
そして入社後。新人研修の費用、外部講師費用、社内研修時間。研修期間中、戦力にならなくても給与は発生します。
教育担当の先輩社員も、その時間は自分の生産活動を止めています。
これは目に見えないコストですが、企業にとっては大きな投資です。
単純計算してみましょう。
月27万円 × 12ヶ月 = 約324万円。
そこに採用費や研修費を加えれば、ほぼ生産性が無いにも関わらず1年目だけで400万円近い投資になるケースも珍しくありません。
ここで考えてほしいのです。
企業は、この数百万円の投資を「回収できる人材」を探しています。
これが、企業の採用基準の本質です。
だから人事は、単に“優秀そうな学生”を探しているのではありません。「辞めないか」「素直に学べるか」「現場で揉めないか」「育てれば戦力になるか」という視点で見ています。
なぜなら、早期離職は投資の失敗になるからです。
保護者の方にも知っていただきたいのは、企業は給料を払っているのではなく、“未来への投資”をしているという事実です。
その投資対象として選ばれるかどうかは、面接テクニックでは決まりません。日頃からどんな力を積み上げてきたかで決まります。
日頃から経験している学生の言葉には重みが全く違います。
これは恋愛に例えても同じですよね。上辺だけ、好きだと言う言葉と、普段から大切にされているのとでは、出てくる言葉の重みが全く違います。
だからこそ就職活動が始まってから慌てて対策をするのではなく、企業側の視点で逆算すること。これが、内定が早い学生が自然とやっていることです。そしてこの視点に立った準備こそが、将来の安定したキャリアにつながっていきます。
人事が本当に見ている3つのこと
― 企業が“投資したくなる学生”とは?
「企業にとって採用は投資」では、その投資判断をする人事は、面接で何を見ているのでしょうか。これを改めて見てみます。
まず一つ目は、辞めないかどうか。
企業にとって早期離職は最大の損失です。採用費、研修費、給与、教育コスト。それらを回収する前に退職されれば、投資は失敗に終わります。だから人事は「覚悟」を見ています。
志望動機の立派さではありません。その学生が、自分の将来をどれだけ真剣に考え、なぜこの業界・この仕事なのかを言語化できているか。ここに深さがあるかどうかを見ています。浅い志望理由は、すぐに見抜かれます。
二つ目は、育つかどうか。
企業は完成品を求めていません。むしろ未完成で構いません。
ただし「修正できる人」であることが条件です。指摘されたときに言い訳をするか、受け止めて改善しようとするか。この姿勢が、その後の成長スピードを決めます。
素直さは、才能です。人事は「この子なら教えれば伸びる」と思えるかどうかを、会話の端々で判断しています。
大学で学んできた事は机上論です。入社後はその机上論をゼロに戻す覚悟は必要です。
三つ目は、現場で揉めないかどうか。
どれだけ能力が高くても、チームを疲弊させる人は避けられます。
仕事は一人で完結しません。協力、報連相、感謝、責任の引き受け方。面接では、話し方そのものよりも、相手の質問をどう受け止めているか、他人の話をどう評価しているかを見られています。他責思考が強い学生は、ここでかなり大きく減点されます。
では、企業が本当に“投資したくなる学生”とはどんな人でしょうか。
特殊技能が必要な場合を除いて、特別なスキルを持っている人ではありません。目立つ実績がある人でもありません。企業が投資したくなるのは、「安心できる構造」を持っている学生です。
自分の経験を整理して説明できる。結論から話せる。失敗を他人のせいにしない。基本的なパソコン操作ができる。メールや資料作成に不安がない。こうした基礎動作が安定している学生は、人事にとってリスクが低い存在です。
逆に言えば、どれだけ面接対策をしても、思考が整理されていなければ評価は上がりません。企業は“話し方”よりも“考え方”を見ています。そしてその考え方は、一朝一夕では身につきません。
就職活動が始まる前から、それこそ小学生からでも社会で通用する基礎力を積み重ねているかどうか。その差が、内定の早さという結果になって表れます。企業は未来を見ています。今の完成度ではなく、「この学生に数百万円を投資する価値があるか」を判断しているのです。
企業が投資したくなる学生は、偶然生まれません。構造は、準備でつくられます。
内定が早い学生は、能力ではなく“構造”が違う

内定が早い学生を見ると、「きっと頭がいいのだろう」「特別な能力があるのだろう」と思いがちです。しかし、企業の採用現場を冷静に見ると、評価されているのは“能力の高さ”ではありません。“思考の構造”です。
構造とは何か。それは、物事をどう捉え、どう考え、どう行動するかという“内側の設計図”のことです。この設計図が安定している学生は、企業にとって非常に魅力的に映ります。
まず一つ目は、自責思考です。仕事では、問題が起きるのは日常です。そのとき「環境が悪い」「指示が曖昧だった」と外に原因を求める人と、「自分にできたことは何か」と考える人では、成長速度がまったく違います。人事は、学生のエピソードの中からこの姿勢を読み取ろうとします。部活で負けた経験、アルバイトでの失敗談、グループ活動でのトラブル。その語り方に、責任の引き受け方がにじみます。自責思考を持つ学生は、育てれば伸びると判断されます。
二つ目は、思考の整理力です。面接で評価されるのは流暢さではありません。結論から話せるか。理由を具体例で支えられるか。話が脱線せず、構造が見えるか。これは社会人としての基本動作でもあります。企業は、顧客や上司に説明できる人材を求めています。どれだけ知識があっても、整理して伝えられなければ戦力になりません。内定が早い学生は、普段から自分の経験を言語化する習慣があり、思考が整っています。
三つ目は、再現性のある説明力です。学生ではないので「頑張りました」では評価されません。
人事が知りたいのは、「どう考え、どう行動し、どう改善したのか」というプロセスです。なぜその行動を選んだのか。別の選択肢はなかったのか。結果が出た理由は何か。ここまで説明できる学生は、入社後も同じように考え、行動できると予測できます。これが再現性です。企業は未来を採用しています。過去の成功ではなく、その思考パターンを見ています。
この三つに共通しているのは、“才能”ではないということです。特別な経歴や華やかな実績がなくても、構造が整っていれば評価されます。
逆に、能力が高くても思考が整理されていなければ、不安要素になります。
内定が早い学生は、面接対策がうまいのではありません。普段からの積み重ねによって、構造が安定しているのです。
だからこそ、その場しのぎではなく、自然体で評価されます。
企業が投資したくなるのは、完成された人材ではありません。伸び続ける設計図を持った人材です。その設計図は、偶然ではなく、日々の訓練と環境によってつくられます。
これは人でなくても同じです。今後成長しない成熟した業界、可能性に満ちた成長する業界、どちらの株を買いますか?
学歴よりも怖いのは「扱いにくさ」
就職活動では、どうしても学歴に目が向きがちです。
面白い事に、小学生や中学生に「なぜ勉強するのか?」と聞くと、いい成績で、いい高校に良き、いい大学へ行って、いい会社に入る。 殆どがこの回答です。逆にこれ以外を聞いた事が無い程です。終身雇用制度が主体だった第二産業革命の名残りが凄いと思いました。
だからこそ、周りも学歴に目が行くのは仕方ないのかもしれません。
しかし、企業の採用現場で本当に警戒されているのは、学力の不足ではありません。“扱いにくさ”です。
扱いにくさとは何か。それは、能力の高さとは別の問題です。プライドが高すぎる。指摘を受け入れない。自分のやり方に固執する。周囲との温度差に気づかない。こうした特徴は、どれだけ優秀でも組織にとっては圧倒的なリスクになります。
企業はある意味で仕組みで動き、システム的です。
しかし、そのシステムを動かしているのは人です。それ故に、人間関係というのは、企業の力の核となる所です。そして多くの仕事はチームで動きます。
一人の能力が高くても、周囲との連携が取れなければ生産性は落ちます。
上司や先輩が注意をしても素直に受け止められない場合、教育コストは跳ね上がります。最悪の場合、現場の雰囲気を悪くし、他の社員のモチベーションにまで影響を与えます。人事が恐れているのは、まさにこの連鎖です。
学歴は数値で見えます。資格も履歴書に書けます。しかし、「扱いやすさ」や「素直さ」は数字で測れません。だからこそ、面接での受け答えや態度、話の組み立て方、他人の評価の仕方から慎重に読み取ろうとします。
例えば、失敗経験を聞かれたときに「環境が悪かった」「周囲が協力してくれなかった」と話す学生と、「自分の準備が足りなかった」「次はこう改善した」と話す学生。どちらが現場で成長しやすいかは明白です。
ここに、自責思考と他責思考の差が出ます。
また、質問に対して結論から答えられない、話がまとまらない、感情的になりやすいといった点も、扱いにくさのサインと捉えられることがあります。企業は“天才”を求めているわけではありません。安心して任せられる人材を求めています。
実はここで差がつく。最低限の実務力
― パソコンスキルは“安心材料”になる
就職活動というと、自己分析や面接対策に目が向きがちです。
しかし、企業が採用を決めるときに静かに効いてくるものがあります。
それが「最低限の実務力」です。
新卒の初任給は平均で月23万円〜24万円前後。企業は社会保険料や研修費を含めれば、1年目だけで数百万円を投資しています。その投資対象が、パソコンの基本操作すらおぼつかない状態であれば、どう感じるでしょうか。
企業は学校ではありません。入社後すぐに成果を求められるわけではありませんが、「基本動作ができる」ことは前提になります。メールが書ける。Wordで文書を整えられる。Excelで表を作り、簡単な関数を使える。PowerPointで資料を構成できる。これらは特別なスキルではなく、社会人の共通言語です。
内定が早い学生は、面接での話し方だけで評価されているわけではありません。インターンやアルバイト、ゼミ活動などの場面で、「この子は任せられる」と思われています。その背景には、基本的なパソコンスキルや資料作成能力があります。これは企業にとって大きな安心材料です。

なぜなら、実務力は“再現性”の証明になるからです。パソコン操作が安定しているということは、手順を理解し、論理的に処理し、正確に仕上げる力があるということ。これは仕事そのものと直結しています。思考が整理されている人ほど、パソコン操作も安定します。
逆に、どれだけ志望動機が立派でも、基本的な資料作成ができなければ、現場の負担は増えます。上司が一から教え直す時間、修正する時間。それは見えないコストです。人事はそこまで想像しています。
ここで差がつくのは、「高度な資格」ではありません。日常的に使いこなせる実務レベルのスキルです。学校では十分に教わらないこの領域こそ、企業は静かに見ています。
就職活動が始まってから慌てて覚えるのでは遅い理由も、ここにあります。実務力は短期間で身につくものではありません。普段から触れ、使い、形にしてきた積み重ねが、そのまま安心感になります。
企業が投資したくなる学生は、完成されたプロではありません。しかし、「この子なら明日からでも一部を任せられる」と思わせる基礎力を持っています。その差は小さく見えて、結果に大きく影響します。
私も教育実習へ行った時、既に教育経験を積んでいたので、自分の授業だけでなく、一緒に参加していた実習生のヘルプをしたり、全ての授業をそつなくこなし、最終日に校長先生に呼び出されて何事かと思いましたが、直ぐに教壇に立って授業して頂ける!来年度から当校で働いてもらえないか? と何度もオファーを頂きました。
私は別に優秀ではありませんが、少なくとも高校において確実に成果を上げられる、直ぐに投資しても回収できる確実性があったからです。この技術は数か月で身に付けられるモノではありません。
学校では鍛えにくい「社会で通用する頭の使い方」
学校教育は、とても重要です。基礎学力、知識、規律、努力の習慣。どれも社会に出るうえで土台になります。
しかし、企業が採用時に見ている力のすべてが、学校で十分に鍛えられているかというと、必ずしもそうではありません。
学校では「用意された問題に対して、正解を出す」訓練が中心になります。テストでは、答えは一つ。いかに早く、正確に解けるかが評価基準です。これは知識の習得という意味では非常に合理的な仕組みです。
一方、社会に出ると状況は一変します。多くの場合、そもそも“何が問題なのか”が明確ではありません。売上が落ちている原因は何か。業務が滞っている理由はどこにあるのか。顧客が本当に求めているものは何か。答えは一つではなく、状況によって変わります。
ここで求められるのは、「正解を出す力」ではなく、「問題を定義し、最適解を探し続ける力」です。
仮説を立て、情報を集め、整理し、選択肢を比較し、実行し、改善する。この思考プロセスが社会で通用する頭の使い方です。
企業が採用時に見ている“構造”も、まさにここです。自分の経験を振り返るとき、ただ事実を並べるのではなく、「なぜそう考えたのか」「なぜその行動を選んだのか」「次に活かせる点は何か」まで整理できているか。
この差が、面接での評価に直結します。
学校の成績が悪いわけではないのに、就職活動で苦戦する学生がいる一方で、特別な経歴がなくても内定が早く決まる学生がいます。その違いは、知識量よりも思考の使い方にあります。
正解を覚えているかどうかではなく、自分で考え、整理し、説明できるかどうかです。
そして、この「問題を解く力」は、日常の訓練で差がつきます。ニュースをどう読むか。アルバイトの失敗をどう振り返るか。資料を作るときに、相手の立場をどう想像するか。こうした小さな積み重ねが、思考の構造をつくります。
企業は、未来を予測しています。知識が豊富かどうかよりも、「未知の問題に直面したとき、どう考える人か」を見ています。その力は、テスト対策だけでは身につきません。
就職活動が始まってから慌てるのではなく、社会で通用する頭の使い方を、早い段階から意識すること。それが、内定の早さという結果につながります。正解を出す訓練と、問題を解く力の違い。この違いを理解することが、将来の選択肢を大きく広げる第一歩になります。
だからこそ、今から準備する価値がある
ここまで読んでいただければ、企業の採用基準が単なる学歴やテクニックではないことは見えてきたはずです。
人事が見ているのは、辞めないか、育つか、現場で揉めないか。そして、数百万円を投資する価値があるかどうか。その判断材料は、思考の構造と基本動作の安定にあります。
では、その構造はいつ作られるのでしょうか。
就職活動が始まってからでしょうか。面接対策講座を受けてからでしょうか。残念ながら違います。構造は、その場しのぎでは作れません。普段の学び方、考え方、伝え方の積み重ねでしか育ちません。
社会で通用する頭の使い方とは、問題を定義し、整理し、最適解を考え、形にする力です。そしてそれを他者に分かりやすく説明できる力です。この一連のプロセスを日常的に訓練しているかどうかで、就職活動の結果は大きく変わります。
当校はパソコンスクールですが、資格取得そのものではありません。テストの点数だけでもありません。思考を整理する訓練、言語化する習慣、パソコンを使って形にする実務力、社会のニュースを自分ごととして考える視点。これらはすべて、企業が投資したくなる「安心できる構造」をつくるための土台です。
WordやExcelを学ぶことは、単なる操作練習でなく、情報を整理し、相手に伝わる形に整える訓練です。プレゼンやディスカッションは、人前で話す練習ではなく、思考を構造化するトレーニングです。こうした積み重ねが、面接という短い時間の中で自然に表れます。
内定が早い学生は、偶然うまくいったわけではありません。企業の視点を理解し、逆算して準備してきた結果です。そしてその準備は、早いほど有利になります。中学生や高校生の段階から社会を意識した学びを積み重ねることで、将来の選択肢は大きく広がります。
保護者の方にお伝えしたいのは、「まだ早い」ではなく「今だからこそ間に合う」ということです。社会で通用する力は、一朝一夕では身につきません。構造は、時間をかけて整えるものです。
企業が投資したくなる学生になるために必要なのは、特別な才能ではありません。考え方を整え、基本動作を磨き、社会を理解しようとする姿勢です。その土台をつくる場所として、当校は存在しています。
内定はゴールではありません。
社会で活躍し続けるためのスタートです。
企業の視点で逆算したとき、今やるべきことは明確になります。
準備を始めるタイミングは、就職活動の直前ではありません。
未来を見据えた“今”です。

