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実力主義

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産業革命と終身雇用

終身雇用制度 的なモノがあれだけ社会の常識的な感じであって、それを常識として育まれ、無くなるのは一瞬で無くなりましたね。
今や、終身雇用とは中々現実味を感じられません。

これが企業がやらなくなったという事ではなく、働く人の価値観が変化している事が大きく、1つの会社に骨を埋める覚悟!という覚悟で就職せず、自分の働き方に応じて転職していくという事に抵抗感もなくなってきたからというのがあります。勿論企業も、ピンポイントで雇えるようになった自由度は高いです。
なので、苦労して入った会社を簡単にやめてしまうという事が後を絶ちません。

バブル世代からしたら、なんと勿体ない事か・・というのはあるかと思いますが、簡単に言えば時代が違うからという事なのですね。

とはいえ、それは業種によって、1つの企業に居続ける事でのメリットがある場合もあれば、変化を繰り返して行くというのがメリットが高い場合もあります。

終身雇用制度というのは、産業革命期の遺産の産物とも言えます。

第一次産業革命

歴史を振り返れば、昔は、田畑は人力で行っていたし、産業の全てが人の手で回していましたから、まさにマンパワーこそが国力という事になります。
「産めや増やせや」というのは理にかなっていたし、それを常識としていました。
子どもは、生まれてすぐに教育よりも、家の事を行う労働力としての、子どもを作るという事です。

そこから第一次産業革命がおこり、水蒸気などの動力を手に入れた訳です。
水力など自然のエネルギーを代替に効率が上がりました。

第二次産業革命

そこから第二次産業革命がおこります。 石油の時代の到来です。
石油から生み出す火力をベースに重工業が発展し始めます。 人力や自然エネルギーでは動かせなかった重いもの、広範囲で高出力のエネルギーが使えるというのは、工業発展としては必須の事です。

ここから、大量生産・大量消費の時代に突入です。

この頃になってくると、企業も 大企業がさらに大きく飛躍、生産力を上げる為に人が必要となります。
人も、ただ給与を払えばいいという事ではありません。安心して過ごせるように従業員に安定を与える必要があります。
そこで、出てきたのが、終身雇用という考え方です。

これまで出稼ぎのような感じだったのが、入社したら一生雇ってもらえる。という安心感は非常に魅力的です。
また企業も安定した人材を確保デキる事、長らくいる事で、培ってきた情報のリソースや社員を研修する事で、品質を上げる事ができます。

特に細部についてのモノづくりの繊細さという点において日本の技術は世界に認められました。
それは、日本だけに留まらず、世界においての基準とは、文字通りの実力主義であり、その実力とは、即ちクォリティーを指すからです。

高い品質を提供する商品、また相手を気遣うおもてなし的な精神は、サービスにおいての品質という点においても高く評価され made in Japan の称号は世界を凌駕します。

第三次産業革命

時代が進み、第三次産業革命がおこります。

コンピューターの到来です。 これまで人が手計算をしていたのを、コンピューターが計算する。
これによって、人力で行っていた計算がコンピューターにとって代わられました。

人を雇うのは、非常にリスクが高いのも1つです。 コストも非常に高コストと言えます。
企業における経費の半分は人件費と言っても良いくらい、経営にとっては、非常に可能性もありつつも、足かせでもあるというのが人事です。

大量リストラ、人員削減すると、株価が上がるのもその為です。大企業は千単位で人を採用しますが、切るのも千単位です。 

その点、コンピューターは当時としては、非常に高額ではありましたが、それでも電源さえ確保すれば、文句を言わず動き続ける、高速の処理という点において、利益結果主義の企業としては、取り込まなければならない選択の1つでした。コンピューターを動かす人材が必要とされる現代に繋がります。

電話での もしもし? から始まる会話も、そもそもは、 申す申す から来ており、電話交換手へ連絡して、会話したい相手へ配線をつなげてもらい、会話する。その過程で、声届いてる? みたいな感じで使ってたのが もうすもうす… だった訳ですね。

電話交換手は世界中に居ましたが、今その姿を見る事はありません。
コンピューターの演算によって全て取って代わられました。

それでも、まだコンピューターの性能も、また価格を考えると導入できるのは一部の大手企業だけで、普及していた訳ではありません。

第三次産業革命は、40年近く続きます。 それでも過去の産業革命に比べたらかなり短い時間です。
これで、機械、コンピューターによる単純作業は切り替えられました。

第四次産業革命(現在)

通常のパソコン利用は当たり前で、AI・IoTの時代です。
これまで導入できなかったデジタル技術が世界の隅々まで波及し始めます。
これによって、人の働き方はこれまでの、マンパワーで何とかするという考えは完全になくなります。

工業においても、デジタル技術で管理される、無人の機械化によって、これまで人を雇っていた仕事を、雇わなくて良くなりました。
企業にとっては、メリットは大きいですね。

しかし、第二次、第三次初期の産業革命時代の 教えが強い家庭で育った場合、この流れに乗り切れません。

デジタル技術に対して抵抗感がある、パソコンが苦手というのは、世の中が全自動洗濯機で、乾燥まで全てやるだけの時代に、川に洗濯板を持って洗濯しに行っているのと何ら変わりません。

確かに服はキレイになる訳ですから、生活に困りません。

物理的な力となる労働力としてのマンパワーは必要なくなります。そしてAIによって、定型的な知識、つまりは過去を参照して調べて出てくる答えなのであれば、圧倒的にその解答はデジタルの方が早いという事になります。

人と違い、創造性は弱いですが、記憶は無限で、高速処理で対応します。
現在は、考察こそ若干苦手ですが、それでもホワイトペーパーの業務においては、任せられるレベルです。
仕事においては感情は不要ですし、実力主義ですから、相性は完璧といって良いほどの親和性を持ちます。

AIが求めるのは、電力です。電力さえ供給していれば、熱暴走しない限り動き続けます。
有給が取れないとか、給与がとか、恐怖心も妬みもありません。

ここに人に代替される完全なる独立した新たな労働市場に『AI人材』 というモノが存在しました。

New AI algorithm compresses billions of years of evolution into seconds. Credit: Neuroscience News

人の心に寄り添うような話し方、効率的な判断

問題点として、その言葉が本当か?信じるべきなのか? という論議が起こる事がちょくちょく発生します。
しかしながら、そもそも、皆さんは友達から聞いた話を100%信じていますでしょうか?
テレビで行ってた事を100%信じているのしょうか?

芸能人が言っていたという事で、信じる人は非常に多いですが、その信じるの根拠は何もありません。
友達と会話して得た知識の元になる、その情報は、検証されて論議されて、得られた知識でしょうか?
当然そこまで検証なんてしませんよね。 

しかし、AIの解答にそれを求めるという、のが現代の問題で取り上げられる事です。
計算機だから、正確な答えを出す。
それは勿論そうですが、算数的な変動しない方程式と、無数の要素を兼ね備えた可能性を、デジタル機器だという理由で1つの解として捉える事がそもそも別問題なのに、機械が考えた事はノーミスでなければならないというのは、低位のモノの考え方です。

この考え方で言えば、経済学者は確実に会社経営を成功させ、経済アナリストは消化しきれないほどの莫大な資産を築いているという事になるし、医者は絶対に医療ミスを起こさないし、政治家は確実に世界No1の国にする。
でも、そうはなりません。 

本質を知りたいと思うのなら、複数のデータや意見をサンプリングして、極点を探り、調べれば良いだけなのに、面倒だからと調べない。
それは、感情を持たないAIだから矛先にされがちですが、人と話していたとしても何ら変わりません。

そもそも、人間自信も自分の思っている事を正確に言語化できないというのは誰にでもある事です。

ミスが悪いのではありません。 意図しないミスとは、その先に革新があるからです。
現代の医学の高さは、それまでの何百年にもわたる、医療の改善や検体があり、多くの犠牲の上に今の技術が確立されているからです。
ミスを非難する事は、自分に繋がる過去の人々を愚弄する事に他なりません。

第五次産業革命(未来)

その後に来るのは、有機物と無機物との融合。
とどのつまり、生物とデジタルの融合です。

遺伝子レベルでの操作がより柔軟になります。
幸か不幸か、人はより長く生きる様になります。
今心臓にペースメーカーがあるのと同じく、もっと様々な部分で機械・デジタルが体内に、または生体の中に入っていきます。
遺伝子操作によって、自然界では難しいプラスチック分解用のバクテリアも生成されるかもしれません。

人体も義手など、直接脳内信号から連動するというのが、今もありますが、さらに高精度になっていくでしょうし、マトリックスの様に、技術は脳内に直接インストールして獲得するという電脳化もそうです。

楽しい夢を販売する会社も出てくるでしょう。人体が電気で動いている事もあり、デジタル機器が体内に入ってくるのは互換性が高いかもしれません。
宇宙開発も活性化します。

これまで、宇宙空間ではどう対応しても、放射線を受け被ばくします。太陽フレアもそうですが、宇宙空間は放射線に満ち満ちています。
地球内であっても、上空に居ればいる程、被ばくはしますから、国際線で日本→NY でのフライト1つでも、胸部X線写真を撮影するよりも多くの放射線を受ける事になり、原子炉界隈で生活している方が余程被ばくしないという状態です。

こうした事から、長期間での宇宙空間での滞在は人体に様々な影響を与えますが、地球に居ながら、特別なミッションは手動で操作し、それ以外は自動で船内・船外活動をしてくれれば、宇宙開発もさらに早く進みます。
宇宙は広大です、私の1つ下の年齢となるボイジャー1号がようやく太陽圏を脱した所です。太陽系を出るのですら莫大な時間がかかります。人を乗せてというのは、ワープ航行の技術なくしては、現実味がありません。

こうして人がいけない場所での活動、情報収集も常識となってきます。
火星のテラフォーミング化も加速するでしょうね

テラフォーミングとは、惑星や月などの天体の大気、温度、表面の地形や生態系を地球の環境に似せて意図的に変更し、地球型の生命体が居住できるようにする仮想的なプロセスのことである。 テラフォーミングの概念は、SFと実際の科学の両方から発展した。

こうなてくると、もはや終身雇用とは何か?というのが、改めて何なのか?と感じる所です。

DX

DXという言葉、ちょくちょく聞くと思います。
DXとは、デジタルトランスフォーメーション の頭文字を取っている訳です。

第三次産業革命の時の デジタル化とは意味が違います。

デジタル化は、ただ従来の作業がデジタル化。
ある意味で効率良くとか、生産性を上げる…という感じに対して
DXは、仕組みそのものから変更して別物を作るという事です。

しかし、行政の言ってるDX はデジタル化に過ぎません。

発展:従来の内容が効率化
革命:従来の常識を覆して別物になる。

という点で異なってきます。

例えば、ポルシェが時速300キロで走れるとします。
それに対して、時速100キロで走れる軽自動車のエンジンを3台積み重ねても、ポルシェにはなりません。

これが発展と革命の違いです。

私が敬愛するアインシュタインの言葉で

常識とは 18 歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない。

というのがあります。

その人の人生、その人の常識とは、その人の未成年期の経験や育ち方によって構成されます。
大人になって、ある程度の経験をして一周すると、子どもの時に経験しとけば、大人になって変わるのにというのは分かりますが、なかなか子どもの時にそれを理解するのは不可能です。

それ故、親の存在の大きさが、その後の人生にどれほどにインパクトを与えるのかというのが分かるかと思います。

現在、これから必要なのは、DXデキる頭の使い方ですが、DXは常識を捉えながらも、常識から逸脱するという、矛盾と矛盾をぶつけ合って生み出す必要があります。

そして、前回のBlogでも書いた様に、創造性とは知識という原材料をもってして生み出される粘土細工のようなモノです。
知識なくして何も生み出せません。

それ故、勉強は大事だという事には変わりませんが、使い方は違ってくると思います。

アントレプレナー

柔軟な経営者は、非常に広いアンテナを張り、時代に合わせ可変し、トライ&エラーを繰り返します。

誰もが知る、赤いきつね と緑のたぬき

このカップ麺を作っているのは、東洋水産です。

東洋水産という文字だけを見ると、水産業の会社だろう? って思いますよね。
当然、東洋水産は、築地へ冷凍マグロを運ぶ水産業者でした。

時代の中で、カップ麺のブームにのって、カップ麺市場に参入して、今やカップ麺の大手企業の1つとなる、マルちゃんシリーズを生み出し、赤いきつねも生み出し、パック式のご飯の販売などをしています。

もし、水産業者だからと、そこにだけ目線があったら、今この世界に、赤いきつねは存在しません。

この経営者目線というものと、教育のジャンルを兼ね合わせると、アントレプレナー教育。つまりは起業家育成という事になります。

ながながと書いてきましたが

これが私が20年前からやりたかった事!

とはいえ、今、世の中にありそうなアントレプレナー教育というのは、用意された、準備された上でそれっぽい事してるだけで、全然アントレプレナーになってない…という、納得できない感があり、自分が納得できる内容というのは、自分の娘っ子にしかしなかった訳です。
というよりも、娘っ子にしかできなかったというべきか。 カリキュラム化してなかったから。

だって、DXにしても起業家目線というのも、ただ職業体験したからといって得るモノではないのだもの。
それだったら、キッザニアにでも行けばいいじゃないかとなります。

大阪科学館に行ったからといって、誰もが科学者になれる訳ではありません。
もともと、科学者になれる素養がある子が、科学館で刺激を受けて覚醒するのです。

価値観がグローバル

話を少し戻します。

終身雇用がなくなり、時代はグローバル化がさらに進んでいます。

因みに、HEARTSが入っているビルは、グローバル桜井ってビル名だよ(*‘ω‘ *)
このビルの一番上に女神みたいな像があったんですよ。 それも気に入って、ここに決めたので、実はちょっとお気に入り。
台風とかで危ないからって、数年前に撤去されたけど。
(´・ω・)残念…。

日本の動きは、アメリカの価値観的なモノが遅れてやってくるのが標準的です。

最初に書いた様に、日本の価値観とは信頼です。
島国らしいですね。人と人との繋がり、そこに価値があります。

アメリカの場合は、人への信頼は日本に比べてありません。
ありませんというか、デキない環境です。
人種が混合してる(価値観が混在している)し、北アメリカ・南アメリカと陸で繋がっていますから。
アバウトな人への信頼は、刈り取られてしまいます。

その信頼を形に残す必要があり、それが契約書の概念です。契約書の社会だと言われるのはこの為です。
全てが契約の範囲内で履行されるという事ですから、日本の様に、あなたを信頼しているから…という事で契約書を適当に見逃すなんて事は、とんでもない事になります。
契約とは、即ち結果です。その契約履行におけるクォリティが全てです。

その点で言葉をまとめるのなら、価値観は完全実力主義という事になります。
実力主義という言い方をすると、能力のスペックを考えがちですが、その言葉のバックグラウンドには『契約履行+品質』 の価値観から来ている実力主義という事になります。

契約履行は日本でも当然ですが、慣例や業界の常識ではなく、純粋な品質で評価されるというのは、これまでの慣行や常識にとらわれないという事です。
生まれて間もないスタートアップ企業であっても、提供する製品やサービスの品質で評価されます。
この点で、高品質でありながら、国の評価基準(慣行・業界の常識)という事で評価されなかった人にとっては、アメリカンドリームとなります。

日本の価値観も徐々にではありますが、人と人とのコミュニケーションが簡素化していく過程の中で、価値観が人への信頼よりも品質と自然と移行しています。古き良きは徐々に時代と共に消失していっている部分も致し方ありませんが、やはり日本にいる限りでは、島国という特性上、人への信頼の価値観は、全く無くす事は難しく、慣行や常識というのは残りがちです。

それは悪い事ではありません。
常識とは、ある意味では、余計なトラブルを避け、効率良く物事を進める為の手段の1つです。
また、人との繋がりによる加速という事でのお中元やお歳暮は、面倒と思う側面もありつつも、確実な起爆剤になっているのも事実です。
でも、若い人には無意味かも(笑)

成熟していない社会には、賄賂が効果的です。南アジアやアフリカでは、賄賂はもはやチップような感じです。
お金は自由に使えます、そして即効性があります。 相手が成熟していない場合、現金は効果的です。
最近多い、お歳暮などのカタログギフトなどがありますね。 好きなモノを選んでくださいというのが…。

私あれ、あまり好きじゃないんです。
もう、それを選ばせるんだったら、金でくれ( ´艸`) って思います。

勿論、送る側も、自由に選んでいただいた方が…というのもあると思うけど、それ面白味がないでしょ?
自由に選ばせるんだったら、お金と変わらないじゃないですか。(´・ω・)商品券でもいいよ?

贈る人が、体験してきた中で、これ良かったよ! っていうセレクションを提案してくれるから、新しい味の出会いがあるのであって、ワクワクするのに、大〇 カタログギフトとかにありそうなの、もう写真見るだけで味が分かってしまう段階で、もはや、何か味わいたいと言うよりも、仕事の合間に短時間で食べれる肉まん系になってしまう。

私はハニートラップには引っかかりにくいのですが。
美女によいしょされるのが好きじゃないからというよりも、そういうのに時間取られるのがちょっとメンドクサイのと、相手の心理状況と営業トークの流れの出口を解析してしまって、それどころじゃないからですが

  • 手作り料理(どんな味かのワクワクがたまらない)
  • ワンカルビ(胃袋のリミッター解除)
  • 成熟した豚肉+白米(脂と3合のご飯とのワルツを)

この3つで簡単に従順な犬になります(*‘ω‘ *)
美女より食べ物で落ちるオスです。

それはおいといて…。

こうして徐々にグローバル化していく中で、価値観もまたDXしていく必要があります。
DXは歴史上、常に必要とされます。これがアントレプレナー教育です。
今後の教育というような大そうな事は思ってません。

単純に20年前から私がただやりたかったというだけの理由ではありましたが
そのカリキュラム化をしようと思ったら、また大学が始まってしまって、時間が作れなくなってしまいました。

体型化しないまでも、ちょいちょいやれる時に進めようかと思います。

やらなきゃいけない事じゃなくて、やりたい事が山ほどある。
トライ&エラーは、効率的だけど、それなりに時間が必要です。
だからこそ、幼い時からトライ&エラーをして、常識に囚われず、純粋に疑問に疑問を持って行って欲しいと思いますが

(´・ω・) めんどい とかいうねん。 最近の子

(´・ω・) そりゃ AIにとって代わられて当然やん・・・

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