多くの保護者が知らない「情報」という科目
お子さんが中学校や高校に進むと、教科の中に「情報」という科目があることに気づくと思います。しかし実際には、多くの保護者の方がこの科目について詳しく知りません。
英語や数学、国語のように受験科目として長い歴史があるわけでもなく、「パソコンの授業でしょう?」というイメージを持っている方も少なくないからです。
けれど今、日本の教育の中でこの「情報」という科目は、静かに、そして大きく変わろうとしています。
実はこの数年で、情報教育の位置づけは大きく変わりました。
単なるパソコン操作ではなく、これからの社会を生きるための基礎能力として扱われ始めているのです。
今回は、高校教員免許 【情報】【商業】の資格を持つ講師が、その背景について解説します。

なぜ今、情報教育が重要になっているのか
その象徴が「情報Ⅰ」の必修化です。
現在、高校では「情報Ⅰ」という科目が必修科目になりました。
つまり、すべての高校生が必ず学ぶ教科になったということです。
さらに大きな変化があります。
それが大学入学共通テストに「情報」が入ったことです。
これまで大学受験といえば、英語・数学・国語・理科・社会 という科目が中心でした。
そこに新しく「情報」が加わることになりました。
これは教育界にとって、とても大きな変化です。
なぜなら、受験科目になるということは「社会で重要な基礎能力」と国が判断したという意味だからです。
AI、データ、プログラミング、ネット社会。こうした分野を理解する力が、これからの社会では必要になる。
そうした背景から、情報教育は急速に強化されています。
学校の授業だけでは足りない理由
ただし、ここで一つ大きな問題があります。
それは学校の授業だけでは実力がつきにくいという点です。理由はいくつかあります。
まず、授業時間が非常に少ないこと。 情報の授業は他の科目と比べると時間が限られており、内容を深く扱う余裕がありません。
もう一つは、専門の先生が圧倒的に不足していることです。情報は比較的新しい科目です。そのため、専門的に教えられる先生がまだ多くありません。そしてもう一つ。学校の授業では実務的なパソコンスキルはほとんど教えないという点です。
Word・Excel・PowerPoint…。こうした社会で当たり前に使われているスキルは、意外と学校では体系的に学びません。
実際、HEARTSに入学してくる学生に、学校でどこまで学んだ?と聞いても、殆ど机上論だけで、実務的な操作は、カンで触っている事が殆どで、就活前に焦って来校される生徒さんも多いです。
つまり、学校では「知識としての情報」。社会では「使える情報スキル」
という大きなギャップが生まれてしまうのです。
情報は受験でも有利になる科目
実はもう一つ、見逃せないポイントがあります。それは情報は受験で有利になる可能性が高い科目だということです。
理由はシンプルです。まだ本格的に準備している学生が少ないからです。
英語や数学は、多くの受験生が長い時間をかけて勉強します。そのため差がつきにくくなっています。
しかし情報科目はまだ歴史が浅く、対策している生徒が少ない。
つまり、早く準備した子ほど有利になる可能性が高い科目とも言えます。
受験という観点でも、情報教育はこれから注目されていく分野なのです。
社会では「使える情報力」が必要
そして何より大きいのは、社会の変化です。今、社会ではAI・データ分析・ITツールといったものが急速に広がっています。
どんな仕事でも、パソコンやデータを使う場面が増えています。これは特別な職業だけの話ではありません。営業・事務・看護・教育・公務員・・・ほとんどの仕事で「情報を扱う力」が必要になってきています。何より、パソコンその物が既に 全てにおいての筆記用具として当たり前に使われています。
つまりこれからの時代、情報スキルは英語や数学以上に社会の基礎能力として無くてはならないモノになっています。

点数ではなく将来への投資
ここで一つ大切なことがあります。
学校教育は基本的にテストで点数を取るための知識を中心にしています。もちろんそれは大切なことです。けれど社会に出ると求められるのは少し違います。社会では、問題を見つける力・道具を使う力・情報を整理する力・人に伝える力、こうした「使える力」が重要になります。
パソコンスキルや情報スキルは、まさにその中心にある能力です。
だからこそ私たちは、これを将来への投資としての学びだと考えています。
HEARTSが考える情報教育
HEARTSでは、情報教育を「テストのための勉強」ではなく「将来のためのスキル」として考えています。パソコンを使えるようになること。情報を整理できるようになること。自分の考えを形にできること。こうした力は、一度身につくと長く役立ちます。
そして情報教育は、実は早く始めるほど大きな差になる分野でもあります。まだ多くの子どもが本格的に学んでいない今だからこそ、早く触れておくことで大きなアドバンテージになります。
HEARTSでは現在、小学生・中学生向けに「放課後 情報クラス」を用意しています。
学校の授業だけでは身につきにくい、パソコンスキル、情報整理力、実践的なデジタルスキルを、将来を見据えて学べるクラスです。もし「これからの時代に必要な力を身につけてほしい」そう感じられたら、ぜひ一度HEARTSの取り組みも見てみてください。
将来の選択肢を広げる学びは、意外と静かなところから始まります。

