塾に通ってるのに成績が上がらない親へ。本当に必要な力とは

「月3万円の塾に通ってるのに、成績が変わらない」実は、こういう悩み、非常に多いです。
そして親としては毎月、高い塾代を払い続けながら、「本当に効果があるのか」と心配しています。

その不安は、塾のせいではなく、『塾の外』にあります。

この記事では、学校や塾以外で、この『塾の外』つまり家庭で、何をしているのか。
成績が伸びる親子の『本当の習慣』から、直ぐにできる方法を実践的に解説します。

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成績が上がる子と上がらない子、何が違うのか

同じ塾に通ってるのに、成績が伸びる子と伸びない子がいます。
その違いは、『勉強を自分事にできてるか』『なぜ勉強する必要があるのか、を理解してるか』 という、たった一つのポイントです。

親が「成績を上げなさい」と言ってる勉強と、子ども本人が「自分に必要だから」と思ってる勉強。
この二つは、全く別のものなんです。

「親のため」の勉強は、続かない

多くの親は、気づかずにこうしてしまいます。

「塾に行きなさい」「宿題をしなさい」「成績を上げなさい」

これらは全て、親の指示です。
子どもは「親に言われてるから」という理由で、渋々勉強を続けます。

でも、この勉強は長続きしません。
なぜなら、子ども本人に『その勉強が自分に何をもたらすのか』という実感がないから です。

「自分事」になった瞬間、全て変わる

一方、成績が伸びる子たちは、こういう思考になってます。

  • 数学ができないと、高校受験で失敗する
  • タイピングが遅いと、レポート提出に間に合わない
  • 英語が話せないと、将来の選択肢が減る

これらは、塾の先生や親が「教え込んだ」ものではなく、子ども自身が『自分の人生に必要だ』と理解した ものです。

この理解があると、子どもは親に言われなくても、自分から勉強し始めます

親の役割は「教えること」ではなく「目的を一緒に考えること」

では、親は何をすべきか。

多くの親は「勉強の教え方」や「復習の仕方」に注目しますが、実は違うんです。
本当に大事なのは、子どもと『なぜ、この力が必要なのか』を一緒に考える ことです。

例えば

子どもが「数学つまんない」と言った時、親が「だから勉強しなさい」と言うのではなく、「数学ができると、何ができるようになると思う?」と逆に聞く。

子どもが「…わかんない」と言ったら、「例えば、大学でプログラミング学びたいと思ったら、数学って必要だと思わない?」という具体的な『その子の人生』に繋げた会話をする。

この会話の中で、子どもは「あ、これ、自分に必要なんだ」と気づき始めます。

ポイント

ここでのポイントは、1度言ったから良いではなく、日常の中で、何度もこういう会話をする機会を持つことが大切です。
日々の散歩や、食事、本音で語り合える時間が無く、お互いに心を開いた状態である事が絶対条件です。

塾の効果は「親が家で何をするか」で決まる

塾の授業は「入口」に過ぎません。
自宅で過ごすの時間で、子どもが「親のため」に勉強してるのか、「自分のため」に勉強してるのかが差を生みだします。

そして、この一点で、塾の効果は何倍にも変わります。

親が子どもに「なぜ、これが必要か」を理解させられた親子は、塾代の価値を最大化できます。

親が子どもと『一緒に考える』ために、親もできることがある

「なぜ勉強が必要か」という会話を、親子でできる家庭は少ないです。

多くの場合、親も「良い成績を取ったら、いい大学に行ける。いい大学に行ったら、いい仕事に就ける」くらいの認識で、その先の『子ども本人の人生』まで考えていません。しいて言えば、本人が望むのなら…など、あいまいなケースが非常に多いのが現状です。

でも、親がちょっと視野を広げるだけで、子どもへの言葉がけが変わります。例えば…

「成績を上げろ」→「君は将来、何がしたい?」
「宿題をしなさい」→「これ、君の『なりたい姿』に必要だと思わない?」
「ゲームをやめて勉強しろ」→「勉強に時間を使ったら、君は 1年後、どう変わってると思う?」

ちなみに、こうした声掛けを変えても、変化しない場合ですが、いくつか考えられる理由があります。

「親が言ってるだけ」になってる

親が「君の将来のために」と言ってるけど、その言葉の背景に、親の切実さがない場合。例えば、親も「別にどうでもいいんじゃ…」という心理があると、子どもは無意識に感じ取ります。親の言葉と親の本気が一致してないと、子どもは響きません。

子ども本人が『まだ自分の人生を想像できてない』

「将来、何がしたい?」と聞いても、小学生なら「わかんない」で終わります。中学生でも「別に…」という子も多い。
親の言葉がけが上手くても、子ども自身が『自分の人生を主人公として考える習慣』がない と、言葉は心に入らない。

親の言葉がけは『一時的な動機』を作るだけ

「将来のために勉強しなさい」という声がけで、子どもがその日は勉強したかもしれません。でも、その『動機』は持続しない。
なぜなら、子ども自身が 『具体的な実感』を得てない から。

『デジタルスキル』がないから、勉強が『つまらない』のまま

親が「将来のために」と言ってても、実際に子どもがやってる学校や、塾の勉強は「ノートに手書き」「教科書を読む」という、つまらなく感じるアナログな作業のままだったら? 子どもは「別にやりたくない」という感情が優位になります。
つまり、親の言葉がけ以前に、『勉強それ自体が退屈』 という障壁があります。

『家庭の環境』が『言葉がけ』と矛盾してる

親が「勉強大事だよ」と言ってるのに、その親がスマホばかり見てたら、子どもは「何言ってんだ」と感じます。
親の行動が言葉と一致してないと、言葉は無意味になります。

デジタルスキルが「自分事」を加速させる

ここまでの話は、親の『マインド』の話でした。でも、実際には『ある力』がないと、この親子の会話も活かしきれません。
それが 『タイピング力』『自分で調べる力』『デジタルを使える力』 です。

タイピングが速い子は、勉強を「自分の時間」にできる

ノートに手書きしてる子と、パソコンでまとめられる子では、効率が全く違います。
塾の宿題に 2時間かかる子が、タイピングで 1時間に短縮できたら? その 1時間が、「自分がやりたい勉強」に使える時間になるんです。

つまり、タイピング力がある子は、『親に強制される勉強』から『自分で選ぶ勉強』への時間を作ることができる んです。
時間を確保して、その時間で親子として、語る事で「勉強を自分事にする」という感覚を、自然に作り出します。

『自分で調べられる力』があると、学習が止まらない

塾で習ったことで「なぜ?」と思った時に、自分でネットで調べられる子。
親に「これ、どういうこと?」と聞く代わりに、自分で「この概念、何だ?」と調べ始める子。今だとChatGPTなどAIの活用もそうです。

この子は、『学習が自分で回転する状態』 になってます。

親からの指示がなくても、自分から「次、これを理解したい」と動き始めるんです。
これが『本当の自主学習』であり、親が「勉強しろ」と言う必要がなくなる状態です。

成績が上がる条件は「揃ってる」か「揃ってない」か

ここまでをまとめると、成績が上がる子には、二つの条件が揃ってます。

①親が『子どもの人生』を一緒に考える環境
②子どもが『自分で学ぶために必要なデジタルスキル』を持ってる

この二つが揃った時だけ、子どもは「自分事」として勉強を始めます。そしてその時、塾の授業はようやく『本当の効果』を発揮し始めるんです。

「成績を上げる」ではなく「人生の選択肢を増やす」と考え直す

最後に、親が考え直すべきことがあります。「成績を上げる」という目標は、実は親の都合なんです。

本当に大事なのは、「子どもが、自分の人生に必要な力を、主体的に身につける」 ことではないでしょうか。

そのためには、親が「勉強しろ」と指示するのではなく、「君の将来のために、何が必要だと思う?」と一緒に考え、同時に、子どもが「その力を自分で身につける」ための環境(デジタルスキルを含む)を整えてあげることです。

この親の関わり方が変わった時、子どもの勉強は『親の指示』から『自分事』へ変わり、その結果、塾も、学校の授業も、全てが『自分の力になる』という循環が生まれるんです。

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